建築設計事務所について


事務所情報

建築設計事務所

オーツーケンチクセッケイジムショ

 ARCHITECTS

高知県知事登録第1141号 一級建築士事務所登録 2008〜

所在地:高知県高知市北本町3-4-12

代表者略歴

田中 博伸  TANAKA HIRONOBU  

 

2007 O建築設計事務所設立

東京都立大学工学部建築学科卒業

土佐高等学校卒業

高知県高知市生まれ 

 

資格 認定

一級建築士 大臣認定第312921号

専攻建築士 (統括設計) 日本建築士会連合会認定 2013~

高知県木造住宅耐震診断士 2021~

高知県省エネ住宅アドバイザー2007-016

 

所属団体

高知県建築士会 2004~

 

代表者より

「システムの空白に物語の種を蒔こう」 VOID 404: Plant the seed of the one and only story

 

持続可能な社会が求められている今現在、建築や人もまた自然の一部にすぎないという考え方が大切です。20世紀は同一性が重視され、時間軸と断絶し合理的なものを目指したモダニズムの時代でした。構造体や設備機器の技術革新と相まって、その象徴として世界中の都市にガラスの摩天楼が出現したのです。制御不能な都市の拡大により、無秩序な基準階の積層、中心と周縁部の格差が生じました。ただし、ヨーロッパや京都などでは都市中心部の歴史的な街並が保存されています。そこには、いつまでも変わらない無限の建築が存在するのです。20世紀末になって、utopiaの実現などありえないと悟り、差異をどのように理解し調和するかが求められたといえるかもしれません。コンピューターの活用が始まり、ある建築家は従来ではありえない複雑な形態の建築を誕生させました。その複雑さは建築を超越し、自然やガウディ建築に近づいているようでもあります。また、ある建築家はバナキュラー建築に手がかりを得ようとしました。辺境の集落にも無限の建築はあります。そして、地球温暖化が深刻な問題と認知されたのもこの頃です。社会の閉塞感だけでなく、期限のある環境問題にも対応が迫られるようになりました。真に自然環境にストレスをできる限り与えない構築が、必要不可欠です。モダニズムは時間軸や多様性を取り込むことで、少しずつ書き換えられていくかもしれません。utopiaを目指して、すべてのテキストがだしつくされた今、求められているのは新たなheterotopiaの提案ではないでしょうか。

 

・無限の建築が紡ぐ時空の物語 永遠は人の心がもたらす

①法隆寺:聖徳太子により建立。千年を超える世界最古の木造建築。

②伊勢神宮:日本3大美林の木曽桧を建材とし、千年を超えて続く式年遷宮により約20年ごとに再生。

③白川郷の合掌造:豪雪地帯に適した急勾配の茅葺き屋根の住居、屋根裏の活用。釘を使わない構法。

④アルベロベッロのトゥルッリ:イタリア南部にある石積み住居で、白い漆喰の壁と円錐形の屋根。

・ ヘテロトピア(Heterotopia)とは、フランスの哲学者 ミシェル・フーコーが1967年に講演 「Des espaces autres(他なる空間)」で提唱した概念。ヘテロトピアは、モダニズム建築と時間軸や多様性が共存できるプラットフォームともいえるでしょう。実在するので、見たり感じることができます

【わかりやすい実例】

(フーコーによる):居場所を照らし出すVOID

船(フーコーによる):可能性を示すVOID

パソコンのモニター(O2建築設計事務所による):デジタルのVOID

・参考文献:

「建築と断絶」ベルナール・チュミ著 "Architecture and Disjunction"by Bernard Tschumi

「S,M,L,XL+」レム・コールハース著 "S,M,L,XL+"by Rem Koolhaas

「錯乱のニューヨーク」レム・コールハース著 "Delirious New York"by Rem Koolhaas

いずれの著書も暗号の羅列、言葉の迷宮、禅問答に感じられ、半分も理解できてないかもしれません。これらの難解なテキストから抽出した断片を再構築していくプロセスが、大きなヒントになりました。

なお暗号解読にAI:Google Gemini、Copilot(Mika)、Chat GPTを活用

ちなみにラ・ヴィレット公園のフォリーは、デリダの差延によって生じる理論上のVOID。それを知らなければ、ごく普通の使い勝手のよい公園と感じる人が多いはず。それでも全体の図像はバナキュラーに近づいているパラドックス。


高知市で信頼される設計事務所として取り組むIT環境の最適化と設計品質(2026年3月)

2建築設計事務所では、日々IT環境の最適化にも取り組んでいます。設計の品質は設計者の経験や発想力だけでなく、それを支える作業環境にも大きく左右されます。その基本にあるのは、「ツールの知名度や価格にとらわれず、本当に実用的で信頼できる環境を選ぶこと」です。

1.合理的なソフトウェア選択

現在、メールやWebサイトの管理には、安定性に定評のあるクラウドサービスや、更新性に優れたプラットフォームを採用しています。これらはあえて基本プラン(無料版)で運用していますが、実務において必要な機能や安定性は十分に確保されています。必要以上にコストをかけるのではなく、実際の業務にとって最も効率的で合理的な環境を選ぶことを重視しています。設計の現場では、使い勝手の良いフリーソフトウェアも積極的に活用しています。かつては高価な専用ソフトが不可欠な時代もありましたが、現在は、高知県の公共建築でも標準的に使われるJw_cadのように、フリーソフトであっても巧みなハンドリングで最大限に活用すれば、高価な製品にまさるとも劣らない成果を生み出すものがあります。Jw_cad は計測機能が優れており、個人的にはエクセルシートを駆使すれば、高価なBIMソフトにも匹敵すると考えています。また、Gmailは無料版でも使い方を間違わなければ、信頼性や利便性でプロバイダーメールをしのぎます。優れたフリーソフトは人類の英知・良心・愛の結晶であり、システムの開放運動なのです。開発・公開してくださっている有志の方々には、心から感謝しています。大切なのは「有料か無料か」ではなく、設計・監理業務にとって最適なツールを見極めることだと考えています。

2.設計品質を支えるハードウェアへの投資

一方で、設計品質や作業効率に直接影響するハードウェアや通信環境には、しっかりと投資を行っています。フリーソフトを利用するためには、基本的に有料のインターネット環境が必要なのです。

グラフィックス性能:

3Dモデルの作成やレンダリングの検証を円滑に行うため、GeForce搭載の高性能PCをメインに採用しています。一般的なPCに比べるとコストは1.5倍程度になりますが、処理速度の向上により、精度の高い検討や提案が可能になります。ただし、コンピューターやAIも完璧ではなく、ほとんどの場合、人の手による修正や加筆が必要です。おそらく、どんなにシステムが進化しても、必ず何らかの不具合は生じると思います。例えば、建築パースで1本むだな線が入っていたり、逆に線が足りなかったりは、よくあることです。そして、唯一無二の提案をするためには、設計者自らの手で描いたスケッチをデジタルで追加することも必要です。一般的なマウスに比べて、倍以上のコストがかかる多機能マウスを使って、作業を時短しています。キーボードも世界的に信頼性の高いブランドの製品を利用しています。また、長時間のパソコン作業においても最高のパフォーマンスを発揮できるよう、デュアルディスプレイや人間工学に基づいた高機能チェアも導入しています。

通信インフラ:

業務の安定性を保つため、世界的に信頼性の高いスマートフォンやインターネットプロバイダーを利用し、日々の設計業務やデータ管理を安定して行える環境を整えています。

再生とバックアップ:

Windows7PCのdynabookにSSD換装し、OS:Linuxmintをインストールして再生。補助的な役割のPCとして、メールチェックやネットサーフィン、事務作業などに活用を試みました。新しいOSの可能性を探るとともに、オーバースペックによる消費電力を抑制します。また、すべてのPCの負担を減らし、延命にも繋がると考えています。

 

これからも「必要なところに、必要な投資を」という方針のもと、最新の技術を適切に取り入れながら、より付加価値の高い設計・監理業務の実現に努めてまいります。


業務内容

建築に関する提案・企画・設計・監理・点検・調査・報告・手続き、デジタル絵画制作

 

コラボレーション

高知県空き家活用専門家グループ リボーン高知家 代表者

・高知市、南国市、土佐市、いの町、日高村における空き家活用のコンサルタント業務

 実績:土地建物活用のための諸手続き、意匠改修設計、耐震診断、耐震改修設計、耐震改修工事

 

その他

データ作成の文字フォントは主にUnicode IPAexフォントを採用しています

IPAexフォントについてのリンク クロスプラットフォーム日本語フォント:高品質・フリー・商用利用可